ラクスル株式会社|産業構造を新しく、世界を素晴らしく。ラクスルのエンジニアとして、​新しい社会の基盤をつくる​

この記事に登場する人

二串 信弘(Nikushi Nobuhiro)

ラクスル株式会社
執行役員 / VP of Technology, Raksul

大学卒業後、2007年よりIIJDeNAにてインフラ、サーバサイドエンジニアとして大規模サービスの運用・開発に従事。2017年にラクスルに入社。バックエンド開発、テックリード、エンジニアリングマネージャを経て現在はラクスル事業の開発をCTOとして牽引。

モノリスアプリのリビルドプロジェクトを通してマイクロサービスを適用したアーキテクチャ設計やチーム・組織設計を実践。プログラムを書くことが何より好きではあるが現在は組織マネジメントと「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」のビジョンを掲げるラクスルの事業作りにフォーカスしコードが書ける経営人材を目指し中。好きな言語はRubyと英語。

 

 

 

2018年5月、東証マザーズに上場。公開時の時価総額は400億円を超え、大きな注目を集めたと思えば、翌年には東京証券取引所市場第一部(現:東証プライム)に鞍替え。

上場後も国内屈指のスピードで成長を続けるラクスルから、目が離せない——。

同社の成長を支える1つの要因が、複雑なサプライチェーンの実態を深く理解する力だ。

需要と供給の取引・業務効率を改善し、産業の非効率な構造をなめらかにすることで、印刷、物流、テレビCM……と畑の違う領域を次々に改革し続けている。

ラクスル事業部でCTOを務める二串信弘さんは、言う。

ラクスルは印刷の会社でも、物流の会社でも、テレビCMの会社でもなく、社会の基盤をつくる会社です」。

この言葉が意味するのは、ラクスルは特定の領域に生息する企業ではなく、あらゆる産業を構造から改革する、いわば“産業再生請負人”だということ。

ラクスルは今後、どのような成長曲線を描くのか。加速度的な成長を続ける未完のベンチャー企業の「DAY1」に迫る。

 

その技術を何に使うか

産業構造を「仕組みから」変える

ラクスルにとって「技術」とは、目的を達成するためのHOWです。

達成すべき目的とは、デジタル化が進んでいない伝統的な産業にインターネットを持ち込み、産業構造を変え、世の中に大きなインパクトを与えることです。

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という弊社のビジョンが、すべてを表していると思います。

ビジョンを達成するには、もちろん高い技術力が不可欠です。ただ、技術力をふるう以前に、まずは複雑なサプライチェーンの実態を深く理解しなくては、私たちの事業は成立しません。

印刷の「ラクスル」も、物流の「ハコベル」も、テレビCMの「ノバセル」もそうです。平たく言えば「産業のDX」ですが、真に世の中に役に立つ形でテクノロジーを活用するには、「上流から下流まで産業構造を読み解き、プロダクトに落とし込む」必要があります。

そのため、エンジニアが自ら現場の声を取りに行くことも少なくありません。

従来であれば、プロダクトマネージャーの責務として認識されていると思いますが、これをエンジニアが行うことで、プロダクトづくりにも、キャリアにも生かされる発見があるはず。

産業構造の抜本的な改革に挑む会社だからこそ、ラクスルのエンジニアには、技術に特化するだけでなく、幅広い視点で事業を見られる人材であってほしいと考えています。

 

どのように働くのか

セレンディピティを生むワークスタイルで、チームの創造性を最大化

ラクスルのワークスタイルは、オンラインとオフラインをかけ合わせたハイブリッド型です。週に1度出社するスタイルで、出社日は事業部ごとに決まっています。

エンジニアの方にはフルリモート派の方もいらっしゃると思いますが、ハイブリッド型のワークスタイルを長く続けている一人として、オフラインのコミュニケーションには大きな意義があると感じています。

そもそもセレンディピティを大切にしているというのもありますが、直接的な対話はチームを強くしますし、そこからイノベーションの種が生まれることもある。ペアプログラミングやモブプログラミングを積極的に実施するなどして、チームで働く価値を最大化しています。

もちろん、出社する意義を最大化するための支援も充実しています。チームでのランチやディナー費用を支援する制度がありますし、オフィスにはアルコールも用意されていて、例えばスクラム開発が終わった後に打ち上げをしている姿を見かけることもしばしば。

つい先日は、退勤後にWBCを観戦しているメンバーがいました。和気藹々と語らう姿を見ていて、「ディスプレイに向き合うだけでは出てこないアイディアが生まれるのかもしれない」と期待を寄せていたところです。

エンジニアの才能を最大限に発揮してもらうため、1on1も定期的に実施しています。一人ひとりのWillに目を向け、次の成長につながるような機会を提供したいからです。

エンジニアの可能性を広げる目的で、「HACK WEEK」という全社横断型のハッカソンも存在します。1年に1度、通常業務をストップして、与えられたテーマについて思考し、開発する、いわばお祭りのようなイベントです。

「HACK WEEK」で提示されるテーマは、顕在化している事業課題の解決方法から、次世代技術の活用方法までさまざま。日頃の業務では優先度を上げられない課題に取り組むことができますし、「エンジニアの創造性をフルに発揮したい」という会社の哲学が表れているように思います。

 

誰と働くのか

ワンチームで働くから、結束力が磨かれる

ラクスルにおけるエンジニア比率は3割程度で、好奇心旺盛な方が非常に多いと感じています。エンジニアに限った話ではありませんが、自分が持っている技術やスキルにとらわれず、色んな分野の知識に興味をもってアンラーニングとラーニングを繰り返していけるメンバーで構成されているので、環境が成長のループをつくる、好循環のある組織です。

また、コミュニケーション能力が高い人も多いと感じます。

先ほど「エンジニアが現場の声を取りに行く」とお話をしたように、現場とスムーズに関わることができたり、定義した課題を分かりやすく伝えられたり、コミュニケーション能力を持った方が活躍している印象です。

ただ、もちろん、全員が全員外向的なタイプではありませんし、突き抜けた技術力がある方も大変心強く感じます。なので、結論は「グラデーション」ですね。引き続き、強みに多様性があるエンジニア組織を築いていきたいと思っています。

会社全体としては「チームファースト」が行動指針になっており、チームや結束力を大切にするカルチャーが強固です。もちろん個々が黙々とコーディングする場面もありますが、大前提として、チームでプロダクトをつくっている意識を持っています。

たとえば、サーバーサイドのエンジニアに余裕があれば、積極的にフロントサイドを触ってサポートしますし、その逆もしかりです。「自分の役割はここまでです」と明確に線引きするのではなく、持ちつ持たれつ、柔軟に支え合うスタンスが染み付いています。

 

ラクスルで働く未来の仲間たちへ

仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる

ラクスルは印刷の会社でも、物流の会社でも、テレビCMの会社でもなく、社会の基盤をつくる会社です。生息地は「改善の余地が残された産業」であり、これからあらゆる産業の変化に立ち会っていくことになると思います。

おかげさまで右肩上がりの成長を続けられていますが、これはスタートアップらしいカルチャーとスピード、そしてチーム志向の強いメンバーたちが在籍しているからです。

これから多様な産業に染み出していく可能性に鑑みれば、ラクスルはきっと「飽きがこない会社」だと思います。他社で技術力を磨いてきて、次の挑戦をしたいと考えている方にはうってつけの環境のはずです。

ある程度ご経験を積まれてきた方なら、マネジメントを担うジェネラリストとしても、シニアエンジニアというスペシャリストとしてもご活躍していただけるように思います。

また、個人的には、誇れるスペシャリティを持っている方にジョインしていただけたら嬉しいです。

組織はいつだって膠着化するリスクを抱えた生き物ですから、それを打破できる異端な才能は、イノベーションを起こし続けるラクスルとの相性が抜群です。

ソフトウェア・エンジニアリングの技術力だったり、リファクタリングの感性だったり、基盤技術だったり、マネジメント能力だったり、ベクトルは問いません。「譲れない芯がある」ということが重要なので。

これから新しい仲間ができるということは、ラクスルとして解決できる課題が増えていくことと同義です。

社会にはまだ、解くべき課題が山積しています。これに挑めるということは、エンジニアとして腕がなる環境のはず。

ぜひ私たちと一緒に、仕組みを変えて、世界をもっと良くしていきましょう。

 

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