株式会社アイスタイル|23年目の大改革。istyleで“生活者中心の市場”を創造する

この記事に登場する人

近藤 俊太郎(Shuntaro Kondo)

株式会社アイスタイル
上級執行役員 VPoE 兼テクノロジー&クリエイティブ開発センター センター長

大手家電メーカー、ブランドコンサルティングファーム、人材系ベンチャー企業などを経て、2006年に株式会社アイスタイル入社。株式会社コスメ・コム及び株式会社コスメネクスト(合併後、株式会社アイスタイルリテール)の取締役を経て、2016年よりユーザーエクスペリエンスセグメント セグメント長。2021年よりテクノロジー&クリエイティブ開発センター  センター長 兼 VPoE。

 

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コスメに関心のある女性であれば、誰もが一度は利用したことがあるであろう「@cosme」。多くの生活者に支持されるサービスであり、店頭で販売されている商品に「@cosme」のお墨付きがあれば、迷わず購入できるほどの安心感がある。

もはや“「@cosme」なしでは、コスメを購入できない”という人も少なくないはずだ。

ただ、運営会社であるistyleを「コスメの会社」と表現するのは早計だろう。同社が目指すのは、「生活者中心の市場の創造」であり、コスメは一つのピースにすぎない。

istyleでは現在、ビジョンの達成に向かい、エンジニア組織で大改革が行われている。事業責任者を務めていた近藤俊太郎氏がVPoEに就任し、オンプレミスからクラウドサーバーへの大規模以降が進行中だ。

近藤氏は、言う。

「生活者の毎日を便利で豊かにするにはどうすればいいか?という問いが起点になり、そのアンサーとして技術を活用しています」。

23年目の大改革で、istyleはどのように進化していくのか。改革に携わるエンジニアには、どのようなキャリアが待っているのか。

改革を推進する近藤氏に、istyleの「DAY1」を聞いた。

 

その技術を何に使うか

すべては「生活者」のために

私たちにとって技術とは、生活者、つまりistyleのサービスを利用してくださるみなさんの生活を便利で豊かにするためのものです。

「革新的な技術を扱って世界を変えよう」ということではなく、「生活者の毎日を便利で豊かにするためにはどうすればいいか」が起点になり、そのアンサーとして技術を活用しています。

ただ、「技術への好奇心がない」わけではありません。むしろ好奇心旺盛で、自主的に勉強会に参加したり、資格を取得したりと、探究心にあふれたメンバーが多いと感じています。

彼らをみていて感心するのは、技術を探究する理由のひとつに、「生活者の毎日を便利で豊かにしたい」という思いがあるところ。「生活者中心の市場の創造」というビジョンが浸透している証拠だと思います。

生活者のみなさんに弊社のサービスをより便利に活用していただくために、現在は大規模な改革が進行しています。事業計画をつくるように、テクノロジーの改革プランを作成し、オンプレミスからクラウドサーバーへの移行作業が進行中です。

エンジニアの方には理解していただけると思いますが、20年間オンプレミスで開発してきたサービスをクラウドサーバーへと移行する作業は、想像以上に苦しく大変な挑戦です。

現在は計画の折り返し地点ですが、これまで何度も頓挫しかけ、いくつもの朝令暮改がありました。

これほど大規模なシステムの移行は、やると決めたら止められません。止まってしまったら、また振り出しに戻ってしまうからです。プロジェクトの責任を持つ私はもちろん、現場のエンジニアたちも相当な覚悟で向き合っています。

あまりにも大変なプロジェクトを遂行するモチベーションは、これもやはり、生活者のみなさんのため。無事に遂行できれば、ただ「クラウドサーバーへの切り替えができた」というだけでなく、新たな技術を接続することもできるわけです。

もちろん「そんな大変なこと、やりたくない」と思う方もいらっしゃるでしょうけど(笑)、逆を言えば、これほどのカオスを経験する機会は滅多にないはず。

アイスタイルはいま、生活者のみなさんにより多くの価値を届けるための、大変革期を迎えているのです。

 

どのように働くのか

全体最適と個別最適の両立

弊社では、週3日オンライン・週2日オフラインのハイブリッドなワークスタイルを原則としています。

ただ、あくまで「原則」なので、エンジニアの95%はフルリモート勤務です。新卒入社したエンジニアへの技術的な指導や、直接的なコミュニケーションが求められる場合など、出社が必要な際に集まるのがistyle流になっています。

まだ実験段階ではありますが、家庭の事情などでどうしても出社が難しい場合には、完全リモートの働き方を認めることもあります。通勤費が月5万円を上限に支給されるので、普段は地方で働いて、出社できる日に会社に来るという方もいらっしゃいますね。

ルールがあれば組織を統制するのは簡単です。でも、例外を認めないルールでは、組織が膠着していくはず。私たちはそれをよしとしないので、新たな制度設計が必要であれば随時対応しますし、個別最適を実現するための仕組みづくりにも従事しています。

また、オンラインが基本になっているとはいえ、テキストだけでコミュニケーションを終わらせるということもありません。会議ツールを使って会話をするシーンも多いですし、仮想オフィス空間を立ち上げ、つなぎっぱなしで業務にあたっている光景もよく目にします。

会社の規模が年々大きくなり、私が入社した当時に比べれば、大企業的なカルチャーが浸透してきているとは思います。とはいえ、裁量主義で、メンバーに任せる風土がベースなので、みなさん「原則」を活用しながら自分らしく働いている印象です。

もちろん、副業もOKですよ。事前に申請してもらえれば、競合ではない限り断る理由はありません。

退職後に、副業としてistyleをサポートしてくれているメンバーもいます。過去には「まだ先々は明確ではないけれど、新しい挑戦がしたくなりました」と相談を受け、リソースの半分をistyleに、残りの半分を新しい挑戦に充てている方もいました。

私としては、そういった提案は大歓迎です。

istyleはメディアやEC、リアル店舗など多角的な事業を運営しているので、ここで得られる経験は多いと思っています。でも、新しい挑戦をしたくなることもあるはずです。そういうときは、弊社をうまく活用しながら、どんどん外の世界を見てほしいと思っています。

実際、私も出戻りしたクチです。かつては事業責任者をしていましたが、現在はVPoEを担当するなど、幅広い経験をさせてもらっています。

 

誰と働くのか

部署をまたいで助け合う、共創の精神

istyleには、驚くほど「いい人」が多いんですよね。

エンジニア界隈では、「知らなければまずは自分で調べて」という風潮があると思うのですが、そういう人が全然いなくて。たとえばSlackに困りごとを書き込むと、部署が違うメンバーすら駆け付けるくらいです。

障害が起きれば、必ず誰かが拾いにきてくれます。課題を直接的に解決できないメンバーが、「⚪︎⚪︎さんに聞くといいよ!」と助け舟を出すシーンも度々見かけました。

これは、エンジニア組織に限った話ではありません。

istyleはフラットな組織で、エンジニアが偉いということも、セールスが偉いということもなく、職種や事業部にとどまらない連携がされています。これを実現できているのは「解いている問題は同じだし、登っている山も同じ。解き方と登り方が違うだけだ」という意識が全社で共有されているからだと思います。

創業した日から今日まで、この「共創の精神」がずっと生き続けています。逆を言えば、ここに共感がない限り、一緒に働くのは難しい。
私たちが大切にしたいフィロソフィーはすべてコーポレートサイトに掲載しているので、興味を持っていただいた方は、ぜひチェックしていただければと思います。

 

istyleで働く未来の仲間たちへ

空前絶後のカオスを楽しめ!

足元を見れば、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を主軸とするサービスを提供していますが、もっと大きな視点で見れば、私たちがつくっているのは「生活者中心の市場」です。

掲げている「共創の精神」が意味するのは、職種や事業部を超えた連携だけでなく、クライアントや生活者など、すべてのステークホルダーが含まれます。

ステークホルダーが団結すれば、私を含むすべての生活者が幸せに生きられる社会が実現できるはずです。その未来に向かうことに、istyleの存在意義がある。

私たちは、もはや“コスメの会社”ではありません。「生活者中心の市場」をつくることに志があるのなら、きっと活躍していただけると思います。

また、現時点にフォーカスを当てれば、空前絶後のカオスを体験していただけます。

もちろん大変なことも多いと思うのですが、その過程すら楽しめる人であれば、今日のistyleはとても刺激的な環境のはず。

istyleの達成したいビジョンと、みなさんが実現したい世界が交錯するのなら、ぜひ一緒に働きましょう!

 

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