株式会社エアークローゼット|エアークローゼットで、まだ社会に存在しない「新しいワクワク」をつくる

この記事に登場する人

辻 亮佑(Ryosuke Tsuji)

株式会社エアークローゼット
執行役員/CTO

上智大学卒業後SIerとしてキャリアをスタートし、インフラやDB、バックエンド、フロントエンドなど多岐にわたる開発に従事。2012年より楽天株式会社(現 楽天グループ株式会社)にて、フロントエンドに特化して新規立ち上げサービスの設計、開発を担当。2015年株式会社エアークローゼットへCTOとして入社。全社における技術戦略を統括。

 

 

2023年3月、月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』の会員数が100万人を突破した。

ティザーサイトのローンチから爆発的な人気を誇ったサービスは、今もなお多くの女性に「ワクワク」と「感動」を届けている。

なぜ『airCloset』は、これほどまでに多くのユーザーに支持されているのか。その理由を探ると、きめ細かな「サービス体験価値の磨き込み」が浮かび上がってきた。

そのこだわりに耳を傾ければ、「洋服が届くサービス」ではなく、「ワクワクが届くサービス」だということがよく分かる。

エアークローゼットのCTO・辻亮佑さんは、言う。

「私たちは、世の中にまだないサービスを創り続けてきました。他社にない新しい機能をゼロから考える楽しさを、こんなにも味わえる環境は滅多にない」。

時間価値の向上、持続可能なサーキュラーエコノミーの実現、社員の自己実現。そのすべてに妥協せず挑む、エアークローゼットの「DAY1」に迫ります。

 

その技術を何に使うか

すべてはお客様の「ワクワク」のために

エアークローゼットのビジョンは、「“ワクワク”が空気のようにあたりまえになる世界へ」です。

代表の天沼は、ビジネスモデルありきで起業したのではなく、人々のライフスタイルに「ワクワク」する時間を届けるために起業しました。どんなときも、このキーワードを超えて大切なことはありません。

つまり、技術の存在意義も、「ワクワク」を届けることにあります。

ただ、情報過多の社会において、日常生活で「ワクワク」を享受できる機会はそう多くありません。時間対効果を意味する「タイパ」という言葉の誕生からも分かるように、効率が重視される日常で、思いがけない「感動」に出会う余裕が少なくなっています。

このような状況下で、私たちにできることはなにか。

技術を活用してサービスを磨き上げることはもちろん、サービスをご利用してくださるお客様の体験価値を高めることだと思っています。

日常に「ワクワク」を、そして感動を届けるために、ファッションレンタルサービス『airCloset』にはたくさんの工夫が凝らされています。

たとえば、配送に使うのは、茶色い段ボールではなく専用の赤い袋です。開封するのが楽しみになるデザインのパッケージでお届けし、返送用の袋は小さく畳んでしまっておくことができます。返送用の段ボールを長期間保管しておくことは、場所を取りますし、部屋の景観を崩すことにつながりかねません。

実際の利用シーンを具体的にイメージし、開封だけでなく保管の観点からも少しでもお客様の日常に寄り添うサービスとなるよう日々アップデートし続けています。

また、持続的なサービス価値提供のためには、環境配慮の側面も無視できません。

廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済「サーキュラーエコノミー」を実現するべく、住友商事様との業務提携を開始するなど、日本社会におけるサステナブル消費の定着に尽力しています。

技術を司るエンジニアであっても、こうした視点を持って事業に参画してほしい。それが、CTOである私の考えです。

 

どのように働くのか

団結を促す、400回の全社会議

エアークローゼットでは、円滑なコミュニケーションを重視するため、緊急事態宣言など政府の方針が示されている時期を除き、オフラインの働き方を推奨しています。

弊社の事業はWeb上で完結する事業とは異なり、スタイリストやバイヤー、倉庫のスタッフなど、関わる職種が多岐にわたります。まったく異なる職種のメンバー同士で力を合わせ、スピーディーに仕事を進めるには、テキストコミュニケーションだけではどうしても不十分だと考えています。

また、職種が多様だからこそ、毎週2時間の全社会議を実施しています。

会議の冒頭では、代表の天沼の想いや考えていること等を自らシェアする時間を設けており、さらにグループごとの業務進捗状況や数値をオープンに共有することで、互いの役割に対する理解を促進し、全員が同じ方向を向く体制を敷いています。

創業まもない頃から続く全社会議は、もうすぐ400回目を迎えます。

他にも、上下関係がコミュニケーションの障壁とならないよう、役員も含めてニックネームで呼ぶ文化を採用するなど、常に全社員の目線を合わせる工夫をしています。

ただ、エンジニアにとっては、1人で「集中する時間」も必要なはずです。

社内に「集中スペース」を設置したり、ミーティングを設定しない時間を決めるなど、メリハリをつける仕組みづくりも忘れていません。

濃密なコミュニケーションができ、実践のサイクルをスピーディーに回せる環境は、ビジネスパーソンとしての成長にも適した環境になっていると自負しています。

 

誰と働くのか

メンバーがワクワクしないと、始まらない

弊社のエンジニア組織は、黙々と作業するのが好きな職人タイプではなく、メンバーとのコミュニケーションが好きなタイプが多くなっています。

技術への好奇心を持った人は大歓迎ですが、何よりもビジョン・ミッションへの共感を大切にしているので、「ワクワク」というキーワードに心躍る方のほうが、能力を発揮しやすいはずです。

エンジニアの能力を最大限に発揮してもらうための工夫も怠りません。そもそも、お客様の「ワクワク」を創出するためには、まずは社員一人ひとりが、自分の仕事に「ワクワク」している必要があると考えています。

ですから、今取り組んでいる業務の延長線上にある目的はどのようなものか、それはどのように「ワクワク」につながるのか。全社会議や1on1において「メンバーが納得しているか」は欠かさず確認しています。

会社の目指す方向性とメンバーの一人ひとりの目指す方向性が一致していれば、自律的な行動は大歓迎です。「発想とITで人々の日常に新しいワクワクを創造する」というミッションの通り、技術力をベースとした自由な発想が未来の事業を創ると信じていますから。

弊社のエンジニアには、技術力の向上だけを目指すのではなく、その先にある社会的価値や自分の自己実現を見据えながら、新たな「ワクワク」を生み出してほしい。

突き詰めていえば、お洋服が好きでなくても構いません。ファッションレンタル事業の先にある大義への共感が、何よりも重要な要素だと考えています。

 

エアークローゼットで働く未来の仲間たちへ

新しい「ワクワク」、新しい「あたりまえ」を一緒に

エアークローゼットはこれまで、世の中にまだないサービスを創り続けてきました。他社にない新しい機能をゼロから考える楽しさを、こんなにも味わえる環境は滅多にないはずです。

現在は女性向けのサービスですが、今後はターゲットを拡大し、メンズやシニア、キッズ、マタニティといった領域にも『airCloset』の価値を届けていく予定です。そうすることで、ますます「ワクワク」を感じられる会社になっていくと思います。

そのために現在は、スタイリングシステムや倉庫連携システムなど、特定の事業に依らないシステムをマイクロサービスとして抽象化することで、幅広い事業を支えられるシステムづくりに取り組んでいる最中です。

これから仲間になっていただくエンジニアのみなさんには、事業部からの要望を淡々と形にするのではなく、プロダクトに積極的に意見してもらいたいです。

もしかすると、あなたの意見が、まだ社会にない「ワクワク」を生み出すかもしれません。

仕事を全力で楽しみながら、お客様の「満足」のその先にある「感動」を、一緒に届けていきませんか?

 

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